親子とも夫婦二人ずつで、1階に親世帯、2階に若世帯が住む、ほぼ完全独立型の二世帯住宅です。施主は、当時はまだほとんど話題にもならなかった高気密高断熱型の住宅がご希望でした。
当時は「高気密高断熱」は、私にとって初めてきく内容でしたので、まずはそれについての資料を収集していくことから設計作業が始まりました。
当初の木造案から、気密性や防音のためにRC造2階建てになり、厚みのある(50ミリ)断熱材を外面に設置して外からの熱の流出入をとめ、その結果として内側は、コストも考えて仕上を少なく、コンクリートの打放しを基本としました。
サッシュは半樹脂製の断熱複層タイプでペアガラス。計画換気のためには定評のあるフランスのアルデ社の集中型24時間換気扇を設置。暖房には、恒温環境を実現するために、これも当時の定評あるイギリス製の蓄熱暖房機「クレダ」を採用し、オール電化にすることでランニングコストを抑えました。
- 面積
- 敷地面積 :403.6㎡ / 122坪
建築面積 :126.81㎡ / 38坪
延床面積 :217.4m2 / 66坪
- 用途
- 専用住宅
- 構造
- 壁式RC造
- 階数
- 地上2階
- 施工
- 新行建設株式会社
- 竣工
- 2005年4月