この建物がある場所の街並みは、景観に対してとても厳しい規制が敷かれている風致地区で、竣工の時点では、前面を走る登大路反対側の南にある奈良公園側に比べると、比較的静かなたたずまいでした。
でも近年は観光客もかなり増え、こちらの道路北側にも歩道が設置されて、にぎやかな通りへと変貌してきました。当初に比べて雰囲気の印象も多少変ったように思います。
竣工当時の1Fは、写真ギャラリーと付随するカフェでしたが、2015年11月に店は一旦閉じられました。その後、2022年の春に内装などを新たに改修され、外部からの店舗を入られて、再出発をされています。
奈良市内の観光には大変便利な場所にありますので、よろしければ、足を運んでみてください。
場所は奈良公園の脇、登大路(ノボリオオジ)をはさんで、奈良国立博物館の北向かいになります。
株式会社飛鳥園
仏像写真ギャラリー飛鳥園
仏像写真ギャラリー飛鳥園
茶粥茶論 月日星
茶粥茶論 月日星
お漬物20種類と奈良県産のお米と茶粥が楽しめる
お茶漬けバイキングのお店
月刊誌「芸術新潮」の2001年7月号に、この建築の完成を期に、小川光三氏が"「飛鳥園」新装の記 "という手記を書かかれました。
(芸術新潮編集部と小川氏には、快くここに再掲のご了解をいただきました。)