スタッフの上野です。
先日、名工大のワークショップに行った折に、能登復興建築人会議の方とお会いして「のとボイス」の存在を知りました。
「のとボイス」は、東日本大震災の「みやぎボイス」をモデルにたちあげられたもので、産官学の識者が専門家の立場で、能登の復興がどうあるべきかを自由に発言するシンポジウムです。2024年12月に第0回。2025年2月に第1回が開かれ、シンポジウムの様子はアーカイブでユーチューブで配信されています。


1本が5時間~6時間の長尺動画なのですが、地理的特色・建築・住まい・文化・商業・過疎・この先の未来、あらゆる角度から復興をとらえ、「能登らしい復興、能登らしい未来」とは何かを考える内容となっています。
東日本大震災のときに、復興を急ぐあまり、家がハウスメーカーだらけになり、土地の集落性や景観が失われたりしたこともとりあげられていました。遅いといわれる能登の復興ですが、復興は人の営みを見据えた上でおこなわれなくてはならないと感じました。
今後の活動にも注目していきたいと思います。
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■■拡散希望■■
<能登で被災された方へ>
「解体申請」を出したとしても、解体をしなければならないということはありません。
(混乱の中で、行政が誤った案内を被災者にしてしまった事例もあるそうです)
・能登では地元建築士を中心に「半壊」建物について、建物を修繕し残す方法の模索をされています。
・被災判定による補助金額は、2次調査をすることで判定結果がかわることがあり、修繕に充てられる金額もかわることがあります。
建物を残したいと考えている方は、残せる方法があるかもしれません。
<解体>をするかどうかを悩まれている方は、いま一度、公的機関に相談をかけてください。
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■■ユーチューブ動画■■
・第1回のとボイス「既存ストックのゆくえと能登の未来」 (2025.02.02)
・第0回のとボイス「いかに残しいかに使うか」 (2024.12.01)
・次回 6月開催予定
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wrote:松田靖弘建築設計室 上野
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